遠野物語

されど敢えて答ふ。
斯かる話を聞き
斯かる処を見て来て後
之を人に語りたがらざる者
果してありや。

柳田國男とは?

柳田 國男(やなぎた くにお、1875年(明治8年)7月31日 – 1962年(昭和37年)8月8日)は日本の民俗学者。現在の兵庫県神崎郡福崎町生まれで、晩年に名誉町民第1号となった。正三位勲一等。

日本列島各地や当時の日本領の外地を調査旅行し、初期は山の生活に着目し、著書『遠野物語』で「願わくは之を語りて平地人を戦慄せしめよ」と述べた。日本における民俗学の開拓者であった。
南方 熊楠今 和次郎などと交流があった。

水木しげるは漫画で遠野物語を書いている。

河童や座敷童の話

遠野物語は誰でも一度は聞いた事のある河童や座敷童の話が入っている。
現在も遠野に行くと、きゅうりで河童釣る「河童釣り」が体験できる。

遠野物語、それは決して古くさい民話や奇をてらった伝説を集めただけの書物ではない遠野と言う場所に生きていた人々の息づかいを生々しく綴った記録であり彼ら自身の豊かな想像力を書き留めた文学でもある。そしてこの二つの魅力を兼ね備えた類いまれな書物を柳田國男は物語と名付けた。

昔の日本人の息づかいがこの物語の中には入っていると思います。

     

Posted on | 5月 12, 2012 | コメントは受け付けていません。

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